中山記念

競馬

中山記念は、来たる春のG1戦線やドバイに向けての始動の舞台として、過去多数の実績馬達が活躍してきた。今年も例外ではない。G1馬4頭に加え、G1で善戦を繰り広げてきた馬達が参戦する。

舞台は中山芝1800メートル。スタートから最初のコーナーまで距離が短く圧倒的に内枠有利。コーナー4つ、最後の直線も310メートルと短く先行・逃げ馬の台頭が目立つ。特に開幕週となるとその特徴は顕著である。

昨年の中山記念はパンサラッサが大逃げをうちそのまま逃げ切りを決めた。小頭数のレースも多いが、過去10年の勝ち馬は全て最終コーナー5番手以内で直線を迎えている。大外一気の差しは基本的には届かないレースと思っても良い。

ただし、逃げ・先行が有利ではあるが逃げ馬に関していえば、ペースに関わらず過去10年、昨年のパンサラッサ以外は3着以下に沈んでいる。パンサラッサ程のスタミナとスピードを兼ね備えていなければ逃げ粘るのも容易ではない。

今年のメンバー構成を見るとドーブネがハナをきる事が予想される。中枠からトーラスジェミニ、ショウナンマグマ、外枠からスタニングローズが先行する構え。先行争いは激しくなりそうでハイペースになると予想。逃げ馬が他馬を離してのレース展開になる可能性も考慮。

2022年はカラテが上がり最速で36.0秒と上がりが掛かる馬場でパンサラッサの2着。2021年はヒシイグアス、ケイデンスコールが上がり最速(34.2秒)で1着2着。2020年はダノンキングリー、ラッキライラックが上がり2位(34.2秒)で1着2着。 ハイペースの展開でも、先団〜中団でレースを運び、メンバー中上がり1〜2番手の足が使える事が好走に繋がる。

本命は◎⑤シュネルマイスター 1600メートル以上芝コースで過去経験したミドル〜ハイペースのレースは計3回。毎日王冠(芝1800M)、NHKマイル(芝1600M)、ひいらぎ賞(芝1600M)。いずれも上がり最速もしくは2番手の時計で勝利を収めている。

香港マイルでは見せ場なく、マイルチャンピオンシップでは一番人気に押されながら5着と近2走で人気を落としている。香港マイルではダノンスコーピオンと揃って出遅れ、参考外としても良いだろう。

マイルチャンピオンシップでは4コーナーでセリフォス、エアロロノアに挟まれスムーズなレースが出来ず、それでも勝ち馬からタイム差0.3秒と意地をみせた。

またシュネルマイスターに騎乗するバシュロ騎手にも注目だ。最近のレースをみると積極策で先行して押し切るレースが多い。土曜日は中山芝コースで3レースに騎乗している。全て先行して4コーナー3番手以内を確保しており、着順も3着、4着、1着で好成績だ。バシュロ騎手の積極策にシュネルマイスター本来の力が呼応する。

相手はシュネルマイスターより前のポジジョンを取り、早い上がりを使える⑥ソーヴァリアント、⑫スタニングローズ。騎手次第であるが1枠から4、5番手のポジションをとり好走の可能性を秘める①ダノンザキッド。

馬券 単勝⑤シュネルマイスター3000円 馬単⑤-⑥⑫マルチ各500円 ワイド⑤-⑫3000円 計8000円

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