中山芝2200メートルで行われる菊花賞トライアル。過去10年のレースを振り返ると前走ダービー出走組が馬券圏内の多くを占めるが昨年や一昨年はアスクビクターモアやタイトルホルダーなどダービー組は不振。前哨戦という事もあり取りこぼしもあり10年中ダービー組が勝利したのは半分の5回に留まる。
ただ、ここ最近イクイノックスやコントレイルといった”世代トップの馬”たちが本番に直行するケースが増えている影響もある。今回断然の一番人気に押される⑭ソールオリエンスはタスティエーラと共にその”世代トップの馬”といっても良いだろう。ダービーでは惜しくも2着に敗れるがタイム差無し。中山実績もありここで負けるわけにはいかない。
馬券的には紐荒れを期待するしかない。相手にはダービー組以外の素質馬を選びたい。
注目は△⑫コスモサガルマータ
前走2勝クラスでは最後の直線で幼さを見せる場面がありながら上がり3ハロン32.7(メンバー最速)という瞬発力をみせ快勝。1勝クラス紫菊賞(阪神芝1800M)でみせた鬼脚は圧巻。小頭数であるものの最高後から33.1秒という足でまとめて他馬を差し切った。2着馬は現在重賞でも好走しているダノントルネードであるからこの馬の素質は間違い無いだろう。前々走の京都2歳ステークスでは大外をぶん回して最後は失速して11着に大敗するが、直線の短い阪神コースでこのコースロスは厳しい。
あとは中山コースの適正がどうかだが、紫菊賞でみせたように急坂は問題ないだろう。2200メートルの距離もこの馬にとってプラスに働くはず。
馬券 馬単 ⑭→⑫ 1000円 ワイド ⑭-⑫ 5000円 計6000円
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