競馬ファンにとっての忘年会と言われる有馬記念(GⅠ)。イクイノックスの引退により混戦ムードが漂う。今年を振り返ってみると「GⅠはルメール騎手」と言われる程ルメール騎手の活躍が目立った。特に秋の芝GⅠは騎乗した8鞍中4勝、6回が馬券圏内と驚異的。競馬において馬の力はもちろん騎手の力も大きい、殊に長距離レースになれば尚更だ。有馬記念の予想に際して騎手に焦点をあててみたい。
2023年に中山芝で開催された重賞21レースを参考としている。
○:人気より着順が2つ以上、上 △:人気と着順が1以内 ×:人気より着順が2つ以上、下
やはりルメールJの安定感はずば抜けている。また横山武Jも優秀な成績である。おそらくこの2人の騎手が今回1番人気、2番人気となりそうで馬の実力を大いに出し切る事が期待できそうだ。
ここで注目したいのは穴馬を導く騎手。昨年の福永J(ボルドグフーシュ:6番人気→2着)、一昨年の和田J(ディープボンド5番人気→2着)、3年前の松山J(サラキア:11番人気→2着)といったジョッキーはその年の中山芝重賞レースで人気薄を馬券圏内に持ち込んでいる。
その観点でみると今年は松山Jと戸崎Jが注目だ。松山Jは今年中山芝重賞に8鞍騎乗しているがそのうち1着が3回、馬券圏内が4回とルメールJに勝率、馬券圏内率は匹敵する。また、5鞍が人気よりも着順を上げており人気薄の馬でも要注意だ。戸崎Jは勝率、馬券圏内率は見劣りするが人気薄を馬券圏内に持ってきておりこちらも注意が必要だ。
松山J(②シャフリヤール)、戸崎J(⑧ライラック)はどちらも内目の枠で期待十分だ。
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